News 企業情報ニュース

2019年1月 7日

  • 企業情報
  • プレスリリース

イビデン株式会社 青木社長の年頭挨拶

2019年1月7日午前8時00分より、当社の新年互礼会が実施され、青木社長が年頭の挨拶を行いました。
今年も、例年通りテレビ会議システムを利用し、国内事業場および海外拠点を同時に中継して実施しました。要旨は以下の通りです。



あけましておめでとうございます。

昨年、世界では自国第一主義の台頭に伴う強硬な通商・外交政策により、景気の不透明感や政治不安がありました。また、国内では7月の西日本豪雨、9月の北海道胆振東部地震などの自然災害に見舞われ、企業経営においては、年初より各社での検査データの改ざんによる品質不正問題、11月には大手自動車メーカーのトップの逮捕といった出来事が起こるなど、あらためてリスクマネジメントやガバナンスの重要性を認識した1年でした。

当社の事業環境におきましては、電子・自動車業界ともに、技術の大変革に伴う動きの中で、電子関連ではICT技術の拡大によるクラウド用サーバー関連の需要増加、自動車分野では電動化に伴う企業の合併や再編が継続しました。

このような状況の中、当社は昨年4月に新中期経営計画「To The Next Stage 110 Plan」を発表しました。新中計においては、変化を乗り切り事業を安定的に成長させるため、俊敏に変化に対応できる体制を整え、更には社内の仕事のやり方も変えていきます。電子事業では昨年11月に総額700億円の大型投資を決定し、12月には、情報・課題の共有化を進めながらスピード感ある事業運営を実現するための組織変更を実施しました。セラミック事業においては、次世代の排ガス規制の強化に対応するためのテーマに取り組んでいます。2019年はこれらの活動を仕上げ、2020年以降の競争力強化につなげてまいります。

世の中の動きや事業環境は、日々変化しており、こうした変化に対応するためには、皆さん一人ひとりが、現状の延長線ではなく健全な危機意識を持ち、課題に対して自分の足で立って考え、行動に移していくことが求められます。昨年から取り組んでいる「働き方改革」も、今年はさらに踏み込んで、古いやり方を壊し、新しい仕組みに替えることで、一人ひとりがイキイキと働ける会社・組織にしていきます。これらの取り組みから、当社の企業価値を高める将来のリーダーが育つことを期待しています。

2019年も全員でイビデンの未来に向けた活動に取り組み、一人ひとりが変わることによって、中期経営計画の中で会社を成長軌道に乗せていきたいと思います。

今年1年の皆さんの健康と安全を祈念して、年頭のご挨拶とさせていただきます。 

以上