Social Contribution Activities 社会貢献活動
社会貢献活動
基本的な考え方
企業理念である「イビデンウェイ」に基づき、地域に根ざした環境保護、将来を担う人材の育成、およびこれら活動を推進する団体への支援などのグローバルな企業市民活動を行うことで、国際社会から信頼される会社をめざします。
社会貢献活動の推進体制
経営企画本部が社会貢献活動を担当し、方針・計画の立案と活動の企画運営を行っています。「社会貢献規程」を制定し、当社グループが行う重点分野を定め、社会貢献活動を円滑に運営するための「社会貢献委員会」を設けています。
社会貢献活動の5つの柱
5つの活動を重点分野とし、イビデングループの社会貢献活動を推進しています。
具体的な活動は以下をクリックしてください 。
- 地球環境保護活動
- 青少年育成活動
- 社会福祉・地域貢献活動
- 災害支援活動
- 従業員の社会貢献・ボランティア活動支援
地球環境保護活動
地球環境と共存する価値観のもと、地球環境保護につながる活動を展開しています。
森林づくり活動「イビデンの森」
2008年度より地球環境保護活動の一つとして、当社祖業である水力発電事業のゆかりの地、東横山地区を中心拠点とした森林づくり活動を進めています。
〈協定期間と面積〉
第1期(2008~2017年度):41.0ha(町有林、私有林含む)
第2期(2018~2028年度): 7.5ha(町有林、私有林、社有林含む)
地域で植樹や下草刈り、間伐/除伐などを行い、地域住民や従業員、家族、OB・OGとともに、将来に持続可能な地球環境との共存をめざす活動を展開しています。また、自治体・地域の皆さまと連携して、自然観察会や郷土文化を活用した地域交流を行っています。2023年度までの16年間で48回の活動を実施し、4千名以上が参加し、延べ1,300本以上の植栽・補植活動、土砂流出防止や地域固有種の植物保護のための活動を行いました。今後も参加者との輪を広げ、地域に愛される森林づくりの活動として展開していきます。
新入社員研修での植樹活動
森林整備 下草刈作業
地域の清掃活動
当社国内グループ会社では1992年度より各事業場周辺の清掃活動を積極的に実施しています。イビデン大垣中央事業場では、2010年度より地域の方と協働で児童通学路として開放している笠縫・憩いの小路(2012年度緑化優良工場等経済産業大臣賞受賞)の花壇整備と清掃活動をしています。また、従業員やOB・OGが主催した行政と連携した地域清掃活動も積極的にも取り組んでいます。海外グループ会社では、独自の活動として工場周辺や近隣の河川などの清掃活動も展開しています。

大垣中央事業場笠縫・憩いの小路 清掃活動
大垣事業場周辺 清掃活動
青少年育成活動
将来を担う次世代を育成していくために、青少年育成活動を展開しています。
イビデン杯 サッカー大会
スポーツを通じた青少年育成を目的に、岐阜県サッカー協会の協力を得て毎年3つの大会を開催しています。
岐阜県内だけではなく愛知県をはじめとする他県から多数のチームが出場しています。
最も歴史のあるAクラスは、2023年で31回目の開催となりました。すべての大会を通して、延べ27チーム、520名が参加するサッカー大会となっています。
- ・第31回Aクラス(U-12)少年サッカー大会(小学6年生以下)
- ・第16回Cクラス(U-10)少年サッカー大会(小学4年生以下)
- ・第15回なでしこクラスサッカー大会(小学生女子)
イビデン杯 サッカー大会
水から学ぶイビデンツアー
当社では、創業以来稼働している水力発電所の見学とものづくり体験を通して、発電の仕組みや自然エネルギーの力を学ぶツアーを教育支援団体と協働で開催しています。

イビデンツアー
ボランティア奨学金プログラム
イビデンフィリピン株式会社では、2009年度より従業員から寄付を募り、地域行政と連携して貧困家庭の高校生に向けた奨学金プログラムを行っています。この活動には国内グループ会社でのちょボラ活動*の収益金も寄贈しています。
*ちょボラ活動...ちょっとしたボランティア活動として、不用品などの収集を、従業員に呼びかけ行っています。

イビデンフィリピン 奨学金プログラム
養護施設への支援
イビデングラファイトコリア株式会社では、2016年度より韓国慶尚北道浦項市にある養護施設の学生のために、奨学金支援や定期的な清掃活動や物品寄付などのサポートをしています。

イビデングラファイトコリア 奨学金支援
社会福祉・地域貢献活動
地域社会との連携と地域の発展に貢献していくために、社会福祉・地域貢献活動を展開しています。
岐阜大学との関係強化を通じた地域貢献
当社と岐阜大学は、産学連携に関する包括協定を締結いたしました。
包括協定は、当社の事業活動から得られた技術と岐阜大学が持つ教育研究資源を連携させることで、社会課題の解決に資する新たな技術を生み出し、地域社会の持続的な発展に貢献することを目的としております。
また、当社は岐阜大学全学共通教育棟1階多目的ホールの命名権を取得し、愛称を「IBIDEN Innovation Hub」(イビデン イノベーション ハブ)と命名いたしまた。この愛称には「様々なアイデアや夢を持つ学生が全国から集まり、学び、新たなイノベーションを創っていってほしい」という想いを込めております。当社が岐阜大学に支払う命名権料は、教育及び研究の発展・向上に役立てていただきます。
当社は、一連の活動を通じた岐阜大学との関係強化により、産学のネットワークを広げていくとともに、社会課題を解決するための新たなイノベーションを創出し、持続可能な社会の発展への貢献、さらには将来の産業を支える人材の育成に貢献してまいります。

包括協定締結の様子

テープカットの様子
名古屋大学で特別講演を実施
東海国立大学機構低温プラズマ総合科学研究拠点設立1周年記念式典において、河島浩二社長が「半導体、それを支えるパッケージ技術の現状と未来」と題した特別講演を行いました。 式典には、大学院生や研究者等200人以上が出席しました。講演では、ICパッケージ基板の役割・技術の変遷等が解説され、最後に、産学連携の重要性を訴え、未来を担う学生たちへのメッセージで講演を締めくくりました。
今後も、東海国立大学機構をはじめとする学術機関との連携・関係強化を推進し、将来の産業を支える人材育成とともに、持続可能な社会の発展に貢献していきます。

講演の様子
国内外における社内献血活動
当社国内グループでは、安定的に貢献できるように、日本赤十字社が主催する「献血サポーター」に登録し、社内献血活動を実施しています。
2023年度は、国内ではイビデン株式会社及びイビデングループ会社で483名、海外ではイビデンエレクトロニクスマレーシア株式会社で178名の従業員が献血活動に参加しました。
イビデンエレクトロニクスマレーシア 献血活動
大垣市十万石まつりへの参加
十万石まつり 企業みこし
まつり後の清掃活動
いびがわマラソンの支援
当社は、毎年11月に揖斐川町で開催される「いびがわマラソン」の公式スポンサーとして同大会を支援しています。揖斐川町内にある当社事業場の駐車場を貸し出し、当社グループのボランティアスタッフが、周辺の交通整理をしました。

ボランティアスタッフ
イビデン女子バレーボール部による教室開催と「イビデン杯ママさんバレーボール大会」の支援
当社女子バレーボール部は、バレーボールを通じた地域貢献活動として近隣の小・中・高校生やママさんに技術指導などのバレーボール教室を開催しています。また、当社の社会貢献委員会では、西濃地区ママさんバレーボール連盟と協働して「イビデン杯ママさんバレーボール大会」を開催しており、23年度は22チーム300名の方が参加しています。

イビデン杯 ママさんバレーボール大会
地域の人材育成への貢献
当社グループは、日本をはじめアジア、欧州、北中米の各地に拠点を構えて、現地での雇用創出や地域産業の活性化に取り組んでいます。
雇用面以外にも、地域産業の活性化に寄与するために、当社のこれまでの業務経験を活かして、地域の保全士育成など技術系の人材育成プログラムの開催に協力しています。また地域の高等学校や、大学が主催する環境関連講座に講師として参加するなど、多様な側面から地域の人材活性化の一助を担っています。
創立110周年に際し、岐阜県大垣市に贈呈した未来のまちづくりに向けた寄附金の一部を活用し、大垣市より、市内の小中学校32校にポータブル太陽光発電機を配備していただきました。
2023年10月に大垣市立興文小学校へ初めて納入された際に、「電気」に関する授業の一環で、当社の広報・ESG担当部門が、創業以来所有する東横山発電所(水力発電所)の映像を活用した授業を行いました。
引き続き、本寄附金の活用に向けて、大垣市と定期的に協議を行いながら、活力あるまちづくりの財源としてご活用いただきます。

興文小学校での出前授業
災害支援活動
地域の人々の生活と社会基盤の復旧・復興の一助を担うために、災害支援活動を展開しています。
能登半島地震による被害への支援
当社では、2024年に発生した能登半島地震により被災された皆様の救済、被災地の復興に役立てていただくため、当社及び同社役職員とグループ会社役職員一同が拠出した義援金計200万円を、日本赤十字社岐阜県支部大垣市地区に寄付し、また同地区の地区長を務める石田仁市長に、目録を贈呈いたしました。
目録贈呈の様子
災害発生に備えた地域との連携
2020年11月より、地域で地震などの自然災害が発生し被災した市民の援助、その他応急措置が必要な場合に、市の要請に基づき、専用水道の使用に協力する協定を岐阜県大垣市と締結しました。また、災害時の避難所貸出要請がある場合は、当社体育館を開放する協定も締結しています。そのほかにも、一部の従業員用の駐車場を避難場所として開放する体制を整えています。
指定避難所案内
消防団協力事業所
2017年12月、イビデン国内グループ8社34事業所が、所在する各市町村より「消防団協力事業所」の認証を受け、表示証の交付を受けました。「消防団協力事業所表示制度」とは、事業所の消防団活動への協力が社会貢献として広く認められるとともに、事業所の協力を通じて地域防災体制がより一層充実されることを目的としています。
消防団協力事業所認定証
従業員の社会貢献・ボランティア活動支援
当社グループ従業員の自主的、自発的なボランティア活動を支援、奨励しています。
ボランティア奨励制度
当社国内グループ会社では、ボランティア奨励制度として、ボランティア特別休暇(特別有給休暇、年間最大7日間)があります。その他、社会貢献委員会による社員表彰を規定しています。2023年度は、8名の社員がボランティア奨励制度を利用しました。
ちょボラ活動(ちょっとしたボランティア)
当社国内グループ会社では、従業員の善意から生まれるちょっとしたボランティア行動を奨励し、気軽に参加できるボランティア「ちょボラ活動」を展開しています。従業員から寄せられた使用済み切手や書き損じハガキなどを、地域の福祉団体やNPOなどへ寄付しています。