National Project 国家プロジェクト

国家プロジェクトへの参画

イビデンは、先行開発を行うため、国からの補助金をいただいて技術開発に積極的に取り組んでいます。
主な事業を以下にご紹介いたします。

経済産業省 原子力の安全性向上に資する技術開発費補助金
〜炭化ケイ素を使用した新型炉心材料の製造技術開発〜

チャンネルボックスの試作品

チャンネルボックスの試作品

被覆管の試作品

被覆管の試作品

NEDO 次世代構造部材創製・加工技術開発
〜「軽量 耐熱複合材CMC 技術開発(高性能材料開発 )」〜

内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的構造材料
〜C46 高速基材製造プロセス技術の開発〜

イビデンは、三菱重工航空エンジン株式会社、東京工科大学と共同で、航空機エンジン用の非酸化物系セラミックス基複合材料の低コスト化に向けて、高速・低コスト製造プロセスとして高速基材製造プロセスの開発を行っています。

次世代航空機エンジンがさらなる効率化を目指す中、新たな耐熱材料として、セラミックス基複合材料(CMC)への期待がより一層高まっています。そこで、CMCの可能性を拡大すべく、その基材の低コスト・高信頼性プロセス技術の開発に新たに着手しました。

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的構造材料

領域紹介  セラミックス基複合材料
戦略的イノベーション創造プログラム 革新的構造材料

研究者紹介 高速MI製造プロセス開発 久保 修一

SIP「革新的構造材料」パンフレット

出典:SIP「革新的構造材料」パンフレット

出典:SIP「革新的構造材料」パンフレット

事例紹介

  • 2014年

経済産業省補助事業「革新的軽水炉安全性向上炉心材料の開発」

〜炭化ケイ素を用いた炉心材料の製造技術を確立〜
― 燃料集合体カバー材の試作に成功 ―

株式会社東芝(以下、東芝)とイビデン株式会社(以下、イビデン)は、耐熱性と耐酸化性に優れた炭化ケイ素(以下、SiC)を素材とする原子力発電プラント向け炉心材料の製造技術を確立し、燃料集合体カバー材の試作に成功しました。
本研究は、原子燃料工業株式会社、東京大学先端科学技術センターの香川豊教授、東北大学金属材料研究所の後藤孝教授と連携して進めています。
今回、燃料集合体カバー材に適用したSiC は、SiC 長繊維で構成することにより強度を向上させたSiC 複合材です。SiC 複合材の製膜工程に化学気相成長法(以下、CVD)を用い、製膜装置と製膜プロセスを最適化することで、燃料集合体カバー材の量産化に必要とされる、従来比20倍の製膜速度を実現しました。
また、特殊炭素素材に機械加工を施した型を用いることで、SiC 長繊維を燃料集合体カバー材の形状に成形するとともに、CVD 装置を長尺化することで、4m 超の燃料集合体カバー材を密度と強度を保ちながら高い精度で製造することが可能になります。この技術は、薄肉長尺円筒などの特殊な形状にも適用でき、燃料被覆管にも応用可能です。
今後、2016 年度以降、研究炉で試験を行い、データ収集、検証を経て、2025 年以降に既設プラントの交換部品として実用化を目指します。

プレスリリース

SiC材のチャンネルボックス(東芝/イビデン)