未来のテクノロジー開発

「世界の人々を幸せにする」
その想いで未来のテクノロジー開発に取り組んでいるイビデン。
電子・セラミック事業のみにとどまらず、人々の暮らしを、
そして地球を豊かにするための技術開発。
イビデンの見つめる未来は、10年先、100年先だ。

技術の変遷

発電技術から始まり、電子事業・セラミック事業へと時代の変化に合わせて事業を発展させてきております。

電子関連事業ではICパッケージ基板やプリント配線基板など、セラミック関連事業ではDPFや特殊炭素(グラファイト)製品など、すべての分野で世界トップクラスの企業と協業しながら、技術革新のイニシアティブを取っています。

「イビテクノ」を軸に、今後も強力な牽引力を発揮し、さらに市場を拡大・創出していきます。

新技術へ挑戦する 4つの開発センター

  1. 自動車機能製品開発センター
  2. 将来モビリティ製品開発センター
  3. 先進セラミック開発センター
  4. バイオマテリアル製品開発センター
  1. 自動車機能製品開発センター
  2. 将来モビリティ製品開発センター
  3. 先進セラミック開発センター
  4. バイオマテリアル製品開発センター
  • 自動車機能製品開発センター

    世界中の汚れた空気をキレイに!
    〜PM2.5などの健康への悪影響を解決する〜

    我々が直面している課題

    近年、CO2等の影響による温暖化やPM2.5といった微粒子による健康への悪影響が社会問題となっています。
    自動車機能製品開発センターでは、自動車の排気ガスなどで汚れた地球の空気をきれいに浄化し、環境被害、健康被害を解決するため研究開発を進めております。

    開発センターの想い

    世界の自動車は、どんどん電動化が加速しており、プラグインハイブリット、レンジエクステンダーといったエンジンと電池を複合した自動車(以下、HV車と記載)が今後の主力になると予測されている。
    従って、HV車が増えることにより、現在、世界的に問題となっている地球温暖化の原因であるCO2等の有害ガス及び健康被害を引き起こす空気中の浮遊物質(PM2.5)といった有害物質の排出量は低減されますがゼロになるわけではありません。
    従って、自動車機能製品開発センターでは、排気ガス浄化システムにおいて、SiC-DPFやSCR担体の開発で培った、セラミック担体の成形、造孔、焼成技術等を駆使することで、排気ガスをもっとキレイにする、浮遊物質をもっと除去することで、『地球上の汚い空気をキレイにします』を合言葉に新製品開発を進めております。

    これまでの研究成果と製品、次世代に向けた開発

    既存の技術で生み出した製品を進化させ、次世代に向けた開発に取り組んでいます。
    自動車機能製品開発センターでは、地球上の汚い空気をキレイにする製品を開発します。

    既存の技術
    • セラミック原料を押し出す技術
    • セラミック原料を焼結する技術
    • セラミックに気孔を作る技術
    既存の技術から生み出された製品
    • SiC-DPF

      排ガス中のススを取り除くセラミックフィルター

    • SCRハニカム担体

      排気ガスをキレイにするセラミック担体

    地球上の汚い空気をキレイにする製品を開発
  • 将来モビリティ製品開発センター

    快適にもっと遠くへ行きたい!
    〜子供のころ夢見た未来の乗り物を作る〜

    我々が直面している課題

    電気自動車が普及しつつあるが、1回の充電での走行距離が短いため実用化に向けてさらなる性能の向上が必要となっています。
    また、電気自動車はエンジン音がなくなる反面、その他のノイズが聞こえやすくなリ、タイヤと地面との摩擦で発生するロードノイズなどが気になってきています。
    さらに、これまではエンジンの熱を利用していたエアコンやエンジンオイルなどを温めるためのヒーターなどに対し、熱が発生しなくなることにより、電気で熱を賄う必要が出てきています。

    開発センターの想い

    快適に、もっと遠くへ!

    今、車の世界は大きく変化しております。EV化、自動運転、カーシェアリング・・・。
    様々な変化に対応するために、将来モビリティ製品開発センターでは、イビデンの100年以上の歴史の中で培ってきた様々な材料の物性をコントロールする技術を活用して、将来の乗り物をより効率よく、より快適にするための製品を提供できるように開発を進めています。
    「より効率よく」を実現するために、モビリティの軽量化、バッテリの強化、そしてバッテリを効率よく使うための技術を提案していきます。有機材料、無機材料に拘らず、あらゆる材料を対象として、どのような付加価値をつけて「効率化」に貢献できるか日々研究を重ねています。
    「より快適にする」を実現するために、騒音の低減といった社内空間の快適に拘った技術を提案していきます。また、電子事業で培った技術を応用して、自動運転をより快適にするための電子部品の開発も進めています。
    これら,将来モビリティ製品開発センターにおいて,開発を進めている製品および技術を組み合わせることにより,これまで本や映画でしか見たことがない未来の乗り物を実現させるための技術を開発し、人々の生活をより快適に、そして未来の乗り物で地球をクリーンする取り組みに貢献すべく開発を加速させています。

    これまでの研究成果と製品、次世代に向けた開発

    既存の技術で生み出した製品を進化させ、次世代に向けた開発に取り組んでいます。
    将来モビリティ製品開発センターでは、子供の頃に夢見た「未来の乗り物」を実現させるための製品を開発します。

    既存の技術
    • 有機材料の物性をコントロールする技術
    • 無機材料の物性をコントロールする技術
    • 様々なモノにコーティングする技術
    既存の技術から生み出された製品
      • 1cm以下の厚みで任意のノイズを選択的に吸音する樹脂
      • 任意の形状にできる蓄熱樹脂
      • 樹脂表面をガラスの特性に負けないレベルにするコーティング
    子供の頃に夢見た
    「未来の乗り物」を実現させるための製品を開発
  • 先進セラミック開発センター

    航空機の経済と環境保護を両立させたい!
    ~割れない、強く、軽く、高温に耐えるセラミック材料~

    我々が直面している課題

    現在、化石燃料の枯渇への不安などにより、将来の燃料の高騰が懸念されています。今後、より少ない燃料からより大きなエネルギーを作るための低燃費化の技術が求められています。
    また、同時に地球環境の保護も求められており、窒素酸化物(NOx)の排出を抑えたクリーンエンジンのも必要となり、より大きなエネルギーを、より少ない燃料から生み出し、かつ環境に優しい技術が必要となっています。
    先進セラミック開発センターでは、、航空機エンジンの燃費改善と排ガス低減に大きく貢献されると期待されるセラミックス基複合材料(CMC)の実用化に向けて、SiC/SiC複合材料の開発を進めています。

    開発センターの想い

    先進セラミック開発センターでは、イビデンのセラミック事業で培ってきたSiCの焼結技術と黒鉛材料、CVD(Chemical vapor deposition)技術などの独自のコア技術を融合・複合したSiC/SiC複合材料の開発を進めています。
    原子力、航空分野での技術蓄積により、今後、更に発展させた材料・複合材料開発を通して世界の経済と環境保護を両立させるために貢献していきます。

    これまでの研究成果と製品、次世代に向けた開発

    既存の技術で生み出した製品を進化させ、次世代に向けた開発に取り組んでいます。
    先進セラミック開発センターでは、技術を融合した、最先端の複合材料を開発します。

    既存の技術
    • SiC焼結、黒鉛(Graphite)製造技術
    • SiC、黒鉛加工技術
    • CVD(化学気相蒸着)表面処理技術
    既存の技術から生み出された製品
    • イビセラム

      β型結晶よりなる炭化珪素セラミックス

    • 半導体製造装置、工業炉部材、EDM

      高温材料を加工する部材

    • パイロカーブ

      高純度性、気密性等の特徴を付加した高機能性の炭素複合材料

    子供の頃に夢見た
    「未来の乗り物」を実現させるための製品を開発
  • バイオマテリアル製品開発センター

    人々の健康寿命を延ばしたい!
    〜食と住空間の安心と安全、質の向上〜

    我々が直面している課題

    世界的な人口増加により食糧不足が予想され、食糧の確保は今後の大きな課題となっています。
    日本では、高齢化問題が深刻化し、高齢者が健康に暮らせる健康年齢の向上が必要となってきています。
    地球環境の悪化により、人々が健康に過ごせる空間が失われて行く恐れがあり、健康な住空間の確保が必要となってきています。

    開発センターの想い

    バイオマテリアル製品開発センターでは、将来の世界の人口増加による食糧確保の問題、日本の高齢化社会での健康年齢向上の問題に対して、イビデンの電子事業で培ってきたナノレベルの材料ハンドリング技術および水処理技術を活用して、これら課題の早期解決を目指してバイオマテリアル製品開発を進めています。
    イビデンの水処理技術で育成した「イビデン独自菌を用いた醗酵代謝物(食物育成材)」は,植物自身を強く(病気にかからなくする)し、成長促進作用により収穫量(大きな実,実の数が増える)の増大を引き起こすことを可能にするものです。さらに、水処理における「水だけで有機高分子成分を小さくする技術」を活用して、食物に含まれるカラダに良い(有機高分子)成分をカラダが吸収しやすいサイズにし、さらにカラダを健康に保つための成分を増加させる機能性成分抽出技術により、食物に含まれるカラダに良い成分を効率よく吸収できる形に変えることができます。
    また、高齢者や乳幼児などの健康を守るために、イビデンのナノレベルの材料ハンドリング技術を用いて、生活空間に侵入したウイルス(インフルエンザ、ノロウイルス、O-157など)が手の届く場所に付着した時のヒトへの感染リスクを大幅に低減できる抗ウイルス空間設計ができる技術開発に取り組んでいます。
    これらのバイオマテリアル製品開発センターにおいて、開発を進めている製品および技術を組み合わせることにより、世界的な食糧難から高齢者の健康年齢を向上させ、若者への医療費負担を軽減し、明るく幸せな社会の実現を夢見て開発を加速させています。

    これまでの研究成果と製品、次世代に向けた開発

    既存の技術で生み出した製品を進化させ、次世代に向けた開発に取り組んでいます。
    バイオマテリアル製品開発センターでは、化学肥料・農薬の不要な新しい食や、健康的な空間の構築に向けて開発します。

    既存の技術
    • 有用な菌を活用する生物処理技術
    • 有機高分子の低分子化技術
    • ナノレベルの材料ハンドリング技術
    既存の技術から生み出された製品
    • 有用菌発酵代謝物による植物の自然界での対応力を活用した高収量・高機能植物を育成する技術

    • 植物有効機能性成分のカラダへの吸収性を向上させる技術

    • 生活空間に侵入したウイルスを低減させる技術

    食と住空間の安心と安全、質の向上