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2021年1月 5日

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代表取締役社長 青木の年頭挨拶

今年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として集合参加形式から変更し、代表取締役社長の青木が年頭の挨拶を行った動画を社員へ配信しました。要旨は以下の通りです。


あけましておめでとうございます。
はじめに、COVID-19によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上るとともに、感染された方々の一日も早い快復を心よりお祈り申し上げます。当社においても各拠点への影響が懸念されましたが、皆さんの努力のおかげで影響を最小限にとどめることができました。心より感謝申し上げます。
昨年、世界ではCOVID-19の感染拡大による急速な経済停滞に加え、地球温暖化に伴う自然災害の多発、米中を中心としたデカップリングと呼ばれる貿易摩擦、更には国家が絡むサイバー攻撃など、日頃の災禍に対する備えと迅速かつ適切な対応の重要性を再認識させられた1年でした。
当社主力事業を取り巻く市場環境は、電子業界では、5G・ICTの進展に伴うサーバー市場の拡大に加え、テレワークやオンライン教育向けの需要が拡大したことで、パソコン市場が堅調に推移しました。自動車業界では、COVID-19の影響により4-6月を中心に生産が減少しましたが、7-9月以降は、中国市場を皮切りに回復傾向が続いています。一方で、各国政府の政策により2030年代までに電動化が進み、排気系市場の変化が想定以上に加速しつつあります。
電子事業においては、PKG事業では、一昨年よりCell5(大垣中央工場)を中心とした総額1,300億円の大型投資を発表しています。昨年10月より予定通り第1期投資の本格稼働を開始しました。今年は、第2期投資の着実な立上げとともに更なる受注拡大を進めます。MLB事業では、従来のマザーボードに加え、5G用の基板を立上げていきます。
セラミック事業においては、AFP事業では、昨年設立したイビデン蘇州(中国)を計画通り立上げ、中国及び新興国での市場拡大を狙います。また、DPF事業では、大型車輌向け製品を軸に拡販を進めます。FGM・SCR事業では、半導体・環境分野向けに拡販を進めていきます。
2021年は、新中期経営計画の後半戦に入ります。不透明・不確実な政治・経済状況が予想される中、4つの項目を進めてください。1つ目に、目標をしっかり描くこと。2つ目に、そのゴールに対するリスクマネジメントを行うこと。3つ目に、スピード感を持った判断力・決断力・実行力を養うこと。4つ目に、人材育成。この4つの項目に加えて、労働災害の防止、COVID-19に対する安全、事業の安全の「3つの安全」を守るとともに、一人ひとりが前例にとらわれない新たな価値創造に挑戦することで、中期経営計画達成が可能になると考えています。全員でTo The Next Stageを目指していきましょう。
今年1年の皆さんの健康と安全を祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

以上